2011-11-22 第179回国会 参議院 法務委員会 第3号
ロシア帝国の皇太子ニコライ二世が大津の方に来たときに、津田三蔵という、警察官でしたかね、これが刃物で切り付けたという事件がありまして、これはもう御存じで言うことないんですけど、このときにやっぱり当時の政治は、あれはいわゆる日本の皇室に対する犯罪として旧刑法百十六条で死刑にすべきだという、盛んに、裁判官の中でもそういう意見を述べていた人がいたようですけれども、すごい圧力が掛かったんですけれども、児島大審院判事
ロシア帝国の皇太子ニコライ二世が大津の方に来たときに、津田三蔵という、警察官でしたかね、これが刃物で切り付けたという事件がありまして、これはもう御存じで言うことないんですけど、このときにやっぱり当時の政治は、あれはいわゆる日本の皇室に対する犯罪として旧刑法百十六条で死刑にすべきだという、盛んに、裁判官の中でもそういう意見を述べていた人がいたようですけれども、すごい圧力が掛かったんですけれども、児島大審院判事
それで、当時の伊藤博文含め権力者といいますか、これはやっぱり旧刑法に従って大逆罪というか、皇室等に、皇族に対する罪として、要するに死刑に処すべきだという非常に圧力を掛けたんですけれども、児島惟謙大審院判事が、いや、これは、法律はそういうことを、外国の皇族であろうが皇太子であろうが、日本の皇族というのには想定していないということで、あくまで法に従って粛々とやりますということで、はねつけたんですよ。
今から五十年以上も前に、当時の大審院判事は、「私は現在の裁判所が民衆から遊離していることを今更のやうに嗟歎する…大抵の人は裁判所といへば、怖い顔を以て臨む近づきがたい所としか考へていないのだ。
なるほど、昔一厘事件というのがあって、葉たばこの取り締まりの規則か何かで、一枚の葉たばこを吸った耕作者がひっかかって、これは一厘事件として横田大審院判事か何かが、そんなものは経済的に価値がないものだから、これを吸ったからといって、罰則を適用するのは間違っているという判例を出されたこともございます。
本来の司法権の独立という点からいけば、その辺はもっと別な形でいいと思うんですが、もとは、大審院長なり大審院判事は、政府が任命したのでしょうか。前からそうなんですか。
中島君は、大正五年五月大学卒業後、司法省に入り、以来、静岡地方裁判所長、大審院判事及び広島控訴院長等を歴任、昭和二十二年九月、東京高等裁判所判事となりましたが、昭和二十七年五月退官いたしました。その後、弁護士となり、次いで昭和二十九年六月、運輸審議会委員に任命され、本年六月十五日任期満了となりましたので、翌日付同審議会委員に任命され、現在に至っておる者でございます。
お手元の履歴書で御承知のように、横田君は、大正十二年三月大学卒業後、司法省に入り、判事、司法書記官、民事局第一誤長、東京控訴院判事を歴任の後、東京民事地方裁判所及び東京控訴院の各部長、大審院判事、甲府地方裁判所長等を経て臨時企画部部長を命ぜられました。
増員を行いながら裁判官の質低下を来たさしめないためには、いささか旧大審院判事の性格に近くなるが、まず裁判官の平均年令を低くし、調査官なくして判決作成に当ることができるように、若い有能判事を多数任命することが必要である。現在、最高裁判所の訴訟遅延は、裁判官の高齢にして執務不適というところに最人の原因がある。すなわち裁判官の能力下足でもなく、職務怠慢でもない。
○五鬼上最高裁判所説明員 調査官の問題につきましては、実は、最高裁判所発足当時に調査官制度というものができて、これは、最高裁判所の判事の任命も、いろいろ従来の大審院判事とは変った各界の方面から裁判官というものがお入りになっておる。
それから、そうなりますというと、いろいろ伝え聞くところによりますと、最高裁判所に非常にその牧がふえて、それで最高裁判所というものは非常に尊厳なところでなければならぬから、格式が下るというような御意見も裁判官の中にあるようでございますが、これは旧刑事訴訟法時代におきましては、やはり三十人くらい、あるいは四十五人くらい大審院判事というものがございました。
ですから私はやはり最高裁判所を、少くとも現在の二倍、まあ元の大審院判事は、四十七、八人まであったと思いますが、愼補まで入れればもっとあったこともあるかもしれません。少くとも三十人まで増員して、そうして民事、刑事それぞれ大体今の裁判官任命の方法が私どうかと思うのですけれども、初めには選考委員会を設けてやったんです。
たとえばきようおいでになります駒田さんば元の大審院判事でありまして、今簡易裁判所におられますが、ああいうような元の大審院判事を何年間も勤めたようなお方が簡易裁所判の判事になつておられるということは非常にいい制度でありまして、事情の許す限り、経済の許す限りこういうような老練なる経験と、識見も豊富な、すいも甘いもかみわけておられる人をむしろ第一審の、少くとも刑事裁判長というようなものに送り出すことは、お
それより個々の裁判官にりつぱな人が出るようになる、今の高等裁判所の裁判官の中にも前に大審院の裁判官であつた者がおりますし、地方裁判所にも前に大審院判事であつた者がおりますが、それと同じ、あるいはまた同じ以上の実力を兼ね備えた者が高等裁判所の判事を構成するような方面に下級審の裁判官の充実をはかる、質的な向上をはかるということについて考慮をめぐらすということになれば、従来の大審院程度の救済は十分できるわけであります
今日文部省の中に設けられておる大学教授適格審査委員会というものは各大学教授諸君が集まつてやつておられるのでありますから、文部省は直接の責任はないでありましようけれども、そういう基準についてはよほど今の日本の現状を考慮に入れて可否を決していただかないと、この人は大審院判事までやつた人たけれども、教壇に立つたことがないから不適格だ、すぐそういうふうにきめてしまうのです。
同君は大学を出ましてから、直ちに司法省に入りまして、判事として地方裁判所、控訴院、大審院等の勤務を経まして、早くから東京の地方裁判所長となり、最後に大審院判事といたしまして刑事第一部長の職を奉じておつたのでありまするが、昭和十六年に退職して今日に至つております。三十五年余に亘りまして、司法官として勤務して来た者であります。人格、識見においては申分のない人であろうと我々は考えておるのであります。
現にアメリカ国内でも、このような軍部專制が一国を支配する場合に、民主主義は完全に死滅し、その結果は戰争による破滅へ突入せざるを得ないことが警告され、大審院判事ウイリアム・ダグラス氏を初め、批判の声は日に日に高くなつているのあります。
アメリカの大審院判事のウイリアム・ダグラスは、こう主張しておる。これは政府の諸君もわれわれも十分に玩味しなければならぬところの言葉でございますが、ウイリアム・タグラスはこう言つている。
私は多年大審院判事を奉職いたしておりましたがために、この職務上の経験から、又中央大学の教授といたしまして物権法を研究いたしております関係、殊に土地所有権に関する事項を研究いたしておりまする関係上、これらの関係に基きまして、これを二つの観点から本案に対する私の意見を申述べたいと思つておるのであります。
これは有名なアメリカの大審院判事のホルムスの、共産党問題の場合でも、明瞭にして眼前にある危険というものでなければ、これに対して法的措置をとることが許されないのだと言つておられたのも、この趣旨だと思います。こういう批判がある。次には、今後の非合法共産党がどういう活動をしておるかどいうことが国民の不安の種となる。最後には、これは一極の政治的不安となる。
その点から考えまして、下級裁判所の裁判官の資格というものも、地方裁判所以上の判事につきましては、従事の大審院判事の資格を持つた人をもつてこれに充てる。